ガラス製ドアノブのスピンドルはねじ付スピンドルです。締め方が弱いとノブが空転し、スピンドルのねじ山を削ってしまう場合があります。
添付の六角レンチで埋込ボルト(片側2ヶ所、合計4ヶ所)がスピンドルの芯に喰い込むまでしっかりと固定して下さい。
※スピンドル:ドアノブとラッチを接続する芯棒
※スタッドボルト:ドアノブとスピンドルを固定する埋込ボルト
真鍮製ドアノブはこの限りではありません。
真鍮製ドアノブには異なる種類のスピンドル(8mm角棒)が付属しています。構造上スピンドルをスタッドボルトで締結する必要性は必ずしもありません。
※左側:ネジ付スピンドル 右側:8mm角棒
スタッドボルトの締め方が緩い状態でドアノブを使用すると写真の様にスタッドボルトがスピンドルを削ってしまいます。
スピンドルが削れると最終的にはドアノブが空転してラッチが作動しなくなり。扉が開閉出来なくなります。
こうなってしまうと扉の内部に人が居た場合、工具を使ってドアノブ自体を取り外さないと出られなくなります。ご注意ください。
そうならない様にスタッドボルトはしっかり締めて下さい。
・スタッドボルトはスピンドルより硬い素材で、スピンドルに食い込むように作られています。
スタッドボルトがスピンドルに食い込む様に締めて下さい。
・ノブ(握り玉)の確実な固定には『増締め』(数ヶ月後に締め直す事)が必要です。
・付属の六角レンチは機種(ガラスノブ)によりインチモジュールになっています。
国内での入手が困難な場合があります。この六角レンチは、『増す締め』、『取り外し』、『取り付け』には必須ですので大切に保管して下さい。
・埋め込みボルトの締付けが弱く、埋め込みボルトがスピンドルを削ってしまった場合はノブの空転を止めることが難しく、スピンドルの交換が必要になります。